道東ツーリング「根室本線をたどる旅」その10


一直線に、小樽までの弾丸復路、と考えていた最終日。
天気予報が変わり、雨が一日前倒しで早くなってしまいました。
おまけに、その翌日も雨予報です。

選択肢は、2つです。
① 予定通り、雨の中を走って帰る。
② 道東は午前中は晴れなので、釧路へ移動し、またホテル二連泊。
  明日は釧網本線に乗車し、標茶あたりまで行って、釧路湿原を楽しむ。
  有名な、茅沼駅-塘路駅間で写真を撮る。

だいぶん迷いましたが、そろそろ家が恋しくなってきたので、①にすることにしました。
②は、また次回のお楽しみです(あるかな?)。


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釧路の辺りでは、まだすばらしい天気です。
そのまま、R38を西へと進んでいきます。
が、白糠でカッパを着たとたんに雨が降り出し、浦幌の辺りでようやく小降りになりました。
泊まったところのキャンプ場やお風呂が見えます。

十勝平野に入り、豊頃に来ると今度は爽やかな晴れ空。
今回、私が通るときの十勝平野は、いつもいい天気でした。

カッパを脱いで、ツーリングを楽しみます。
帯広ですが、サッポロラーメンを食べました。


が、ここからは、問題の日高山脈と夕張山地越えです。
この部分、お天気レーダーは、朝からずっと黄色(かなりの雨)でした。
移動するタイプの雨雲ではなかったのです。
芽室ICからトマム、占冠と道東道を通ります。
なかなか骨のある雨でした。


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占冠-夕張間は、10月29日開通予定です。
「北海道の高速道路はつまらん。」などとええ格好言っていましたが、このときは実際、「もっと早く作ってよ。」と思いました。
道の駅「自然体感しむかっぷ」の休憩は、雨の中、なかなかすごい状況でした。

根室本線は富良野を通りますが、今、札幌から十勝や釧路方面に行く特急は、距離が短く、あとでできた石勝線を経由しています。
道東道は、この石勝線とだいたい同じルートになります。
このあたりの山は、道東や道北のような山ではなく本州のような急峻な山で、その上トマム、占冠以外はかなり広大な無人地帯です。
道東道はこの区間、長大トンネルをたくさん掘り、かなり直線に近いルートをとっています。

「根室本線をたどる旅」ですが、私も時代に合わしているというわけです。


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あとは、道央道、札樽道とつなぎ、無事小樽へ到着。
港にバイクを停めてから、またまた「オスパ小樽」の世話になります。
その後「はまなす」に乗船、ダルい船旅が始まります。


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北海道での「不雨神話」はなくなりました。

今回、雨にビクビクしながらツーリングするのはつまらないなあ、と思いました。
ネット情報などに頼らずに、晴れてる間はスカーッと道や景色を楽しみ、もしその後ビショビショになっても、その方がトータルとして、気持ちのはじけた楽しい時間が長いのではないでしょうか?


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今回、予備タンとして持って行った10Lタンクは、重くなり走行性能を鈍らせるだけで、必要ありませんでした。
トリッカーのタンクは予備2Lを入れて6Lですが、気をつけていればそれで何とか旅は続けられます。
重くて出し入れに苦労するようでは、あまり利用価値はありません。
次回からは3Lを携行し、使い勝手のよい積載方法を考えます。


キャンプ道具も一考します。
雨の中でキャンプするほどの根性もないし、今のような豪華クッションの装備は要りません。
用途に応じて、必要なものを検討することにします。


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道央道で出会った大津セローくん。
最後の24時間の旅の友を、ありがとう!
また、北海道で会いましょう!


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夜の舞鶴港。
この景色を見るときは、また来る?
来るよね。

(おわり)



道東ツーリング「根室本線をたどる旅」その9


根室の街は、根室駅同様に、自分が想像していたよりも小さな街でした。
小さいころから見てきた日本地図では、釧路の隣が根室なので、2つの市を並立している感覚で捉えていたのですが、街の大きさは全然違うことがわかりました。

街ではお祭りが行われていました。
本州と違い、北海道では気温の一番高いときが「いい季節」なんですね。


日本最東端の駅である東根室駅まで歩き、そこから列車で帰路につきました。
本編も写真アルバムで進めます。


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旧標津線が分岐していた厚床駅です。
交換駅であったために、下りて撮影することができました。
レール跡は、土で覆われていました。


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やっと厚岸の町に帰ってきました。
今度は、根室よりさらに小さなこの厚岸の町を散策します。


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カラフルな建物です。
これは、厚岸町立真龍小学校だそうです。


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ただいま!トリッカー。
キミの本日の走行は0km、ボクの走行はかなりでした。

(つづく)



道東ツーリング「根室本線をたどる旅」その8


いよいよ根室本線に乗車する「鉄道の旅」の日が来ました。
自分が見たかった光景の中を、列車で進んでいきます。
行程順に、写真アルバムで紹介します。

① 往路(厚岸駅→根室駅)
② 根室市街散策
③ 復路(東根室駅→厚岸駅)
④ 厚岸市街散策


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根室駅は、想像していたよりこぢんまりとした駅でした。
今から市街を散策します。

(つづく)



道東ツーリング「根室本線をたどる旅」その7


カキ丼を食べたあとに向かった先は、霧多布岬です。
この岬の話は、前回網走で出会った札幌のライダーから聞いたことがありました。
「あの辺は、ホントに何にもない。道があるだけ。」
北海道の人がそういうのだから、それは面白いところ、行ってみたいところでした。


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海沿いの道道r123を通りましたが、道の横の樹木しか見えない、それほど景色のよい道ではありません。
樹海の中の道という感じで、それが2~30kmという半端ではない距離の間続きます。
道は海岸段丘の上を走っているので、海面はかなり下の方です。
霧の中に時々見え隠れする海は、茶色というよりはどす黒い色で、それに激しい波の白い模様が混じります。
この心細い道を走っている私には、何か地獄絵を見ているように感じられます。


霧多布岬に到着します。
ここも段丘の上が平原状になっている景色のいいところです。


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この日はこんなものです。
霧がなければ周りの景色も最高だと思いますが、今日は多くを望むわけにはいかないようです。
空気中の水蒸気が飽和状態なのか、高台にいる私たちは、一瞬で霧の中になったり、視界が開けたりします。


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この霧多布は、もともと砂州でつながっていた陸地でしたが、1960年のチリ沖地震の津波で砂州が崩壊し、現在は島になっています。
この時は11人の死者が出たそうで、それまでにも何回も津波の被害を被っているところだそうです。
岬は段丘になっていて高いですが、市街地は砂州の辺りにあり、今年3月の地震でも津波が4mの防潮堤を乗り越え、海水が町に入り被害があったそうです。


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お店が2軒あります。
その他に、元ライダーハウスだった掘っ立て小屋の廃屋があります。
霧多布キャンプ場はもう少し先、岬の先端に近いところにあります。


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ソフトクリームを食べながら、学生時代に川西市でいたという店のおじいさんの話を聞きます。
この人は、かなり話好きです。
上の津波の話は、このおじいさんから聞きました。

この浜中町は、町の中心は霧多布で、根室本線浜中駅のあるところは町外れになるそうです。


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下の画像の先には行きませんでした。
理由は…、
この直前に実力不相応、急勾配の砂利ダートの道を「エイヤーッ。」と登っていったところ、そこが袋小路だったので、今度は死ぬような怖い目をしながら下りてきたところだったからです。


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で、やめました。
手も痛いし…、第一、気持ちの方が…。
その砂利ダートの下りは、今回のツーリング中の最大ピンチな場面でした。



このあと、霧多布湿原に行きます。


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タンチョウを見ました!
そのときは「見間違いだろう。こんなところにいないよなあ。」と思いましたが。
あとでわかりましたが、子育てのために定住しているタンチョウヅルが、数羽この湿原にいるらしいのです。
もっと、ゆっくり見といたらよかった。


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霧多布湿原センターでいろいろ勉強します。
日本の湿原の面積ランキングは、
 1位 釧路湿原
 2位 サロベツ原野
 3位 霧多布湿原
それって、私の北海道旅行で行った順番じゃん?


厚岸に戻り、鉄道の駅まで歩いて1分の「ホテル五味」にチェックインします。
私にしては、たいへん珍しいホテル泊です。


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当初、乗車しようと思っていた根室本線のコースは釧路-根室間でしたが、それを厚岸-根室間に縮小することにします。
明日は、この駅前ホテルから鉄道の旅です。


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カキは不漁とか言ってたけど、やっぱりホテルの料理はええなあ!
食後3時間ほど、消化のための満腹爆睡でした。




道東ツーリング「根室本線をたどる旅」その6


朝の「うらほろ森林公園キャンプ場」です。
起きたときは、少し前が見えないほどの深い霧でしたが、急速に晴れていき、テントが完全に乾くぐらいに回復しました。

オレンジ色の鮮やかなTシャツを着、飛んできた虫たちと一緒にテントを片付けました。
隣の「とほ旅」の方は、かなり早くに出発していました。


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今日はちょっと遠回りをして、ダートの残る海岸線の道路を、十勝太とかちぶと→昆布刈石展望台→厚内と走り、それから釧路方面に向かいます。


浦幌町のHPより
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十勝太です。
小さな漁村と数件の酪農家がいるだけの、北海道のエキスのような小さな村です。
道路はR336ですが、舗装はこの先までです。
未舗装部分があるので、交通量は皆無です。


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未舗装部分は固くしまったフラットダートで走りやすいのですが、霧が激しくなりました。
また、地面はかなり湿っています。
国道の建設工事区間になったので、先の県道の曲がり角までの間、工事中のダンプカーが次々と往来しています。
昆布刈石展望台で停まろうかな、と思いましたが、路肩が若干広くなった程度の駐車スペースです。
「景色は見えない。」「ダンプカーは多い。」で、そのまま行き過ぎてしまいました。


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鉄道の駅のある厚内を通り過ぎたところ、乙部橋という看板のあるところで少し休憩です。
霧は、薄くなったり濃くなったりを繰り返しますが、結局はずっと出ていて、よい景色は望めません。
海は、激しい波が海底の砂をかき混ぜているのか、茶褐色に濁り、たいへん不気味です。
「負けるか!」と海に向かって小用を満たしましたが、全く届きませんでした。

ちなみに下は、天気のいいときの昆布刈石展望台の景色です。
道路以外は、伊能忠敬さんが200年前に見た景色と比べ、そう変わっていないのかなあ。


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            ↑ (借り物画像です。スイマセン。)



県道からR38に入り釧路をめざしますが、音別あたりから霧がさらに深くなり、バイクや着ているものが濡れるぐらいになってきました。
以前に一度来たことのある「しらぬか恋問」といういいネーミングの道の駅で休憩しましたが、「このまま進んでも、どんどん濡れる。」「景色は、霧で全然見えない。」ということで、たいへん憂鬱な気分でした。

が、時間の経過とともに、釧路を通るあたりになると霧が晴れてきました。
霧が晴れるのとともに気分も晴れ晴れし、バイパス路で市街地を迂回して、さらに東へ進みます。



とうとう厚岸の町までやって来ました。
大きな漁港です。


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ここで働いていたご夫婦の方に、昼御飯の食べられるよい店はないか、尋ねました。
若いご夫婦で、3歳ぐらいの小さな子どもさんが横で遊んでいました。
旦那さんが店の名前を奥さんに言い、奥さんが私に店の所在地を説明してくれました。


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とてもかわいい奥さんです。
「あんなヨメさんやったら、働く気もわくやろうなあ。」と、その若い旦那さんが羨ましくなりました。

紹介してもらった「かさ嶋」です。
普通の家の1階の台所と居間を改造したような店です。
だから、靴は脱がなければいけません。


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飾らない人柄の店です。
つきだしのバイ貝は大きいのですが、カキは普通の大きさで20個ぐらい入っています。
入っている分だけで、スーパーで200円ぐらいだそうです。
あまり大きくはないが、1個10円なら、やっぱり厚岸だから破格に安いな。
このカキ丼も、つきだしや味噌汁、漬け物付きだから、トータルとしては安いな、などと考えていました。


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3月の津波の被害はここ厚岸でもあり、カキの養殖場が被害を受け、今年は不作とのことです。

ただ厚岸の町は、背後に大きく海に口を開いた厚岸湖があり、別寒辺牛湿原が続いているので、海水の勢いを後ろに逃がすことができ、周辺の町に比べると被害は少なかったらしいです。
歴史を遡っても、隣の霧多布と比べると、いつも津波の被害は少なめだそうです。




プロフィール

Rip

Author:Rip
性別 男
年齢 戦後生まれ
住所 岸和田市
趣味 バイクほか…
長所 楽しく酒が飲める
短所 判断が自分の好みにかたよる

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