十津川から大峯奥駈道へ(12/14編); その3


十津川ツーリングの三番目の目的は、玉置山周辺の道を調べることでした。
このあたりに大峯奥駈道のルートとクロスするところがあります。
大峯奥駈道といえば山の稜線をたどる急峻な道なので、普通に考えるとバイクでは行けない道です。
そんなところがあるんなら、行ってみたい!
ズバリそれが狙いです。


2019年12月14日、tamakijija_a
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R168からR425に入り東進すると、21世紀の森のちょっと手前、道が急勾配になってきたところで、右に分岐している道があります。
右折すると、程なく瀞峡方面に進む「葛川隧道」というちょっと怖そうなトンネルに出くわしますが、その手前を右折して玉置神社方面に進みます。
この道は「京ノ谷大谷林道」という玉置神社に向かって大峯山脈の稜線部分に駆け上がって行く道で、標高は一気に高くなります。


2019年12月14日、14時07分36秒[1]a


標高が1000m近い稜線部分に出ると、左斜め後方から大峯奥駈道がクロスするように現れます(末尾の観光案内図参照)。
その道は細い登山道のような感じで、林道に取り込まれたり、並行したり、ときには分岐して一旦林道から離れたりしながら、玉置神社までの稜線部分を一緒に進んでいきます。

分岐する箇所があると、そこに「南奥駈道」と書かれた案内の小さな看板があります。
南奥駈道とは文字通り大峯奥駈道の南の方の部分、つまり玉置山周辺から熊野本宮あたりまでの道の愛称?で、かつて未整備で道がぐちゃぐちゃになっていたものを整備したところだそうです。
この活動は、山を愛する個人や団体の手によって、40~50年ぐらい前から熱心に続けられてきたとのことです。

上の画像は、林道の枝道を少し進んだところにある「花折塚」というところです。


2019年12月14日、14時12分47秒a


この林道京ノ谷大谷線は、一箇所道路工事をしていたところ以外人っ子一人いない心細い道ですが、景色は驚くほどすばらしい道です。
遠景には山が連綿と連なる紀伊半島の景色、眼下には十津川の景色と、一瞬遠近感を失うようなダイナミックな風景が目を楽しませてくれます。
もうちょっと、ちゃんと写真を撮ったらよかった・・・。


2019年12月14日、14時13分25秒[1]a


玉置神社の手前に展望台があります。
笠捨山など、大峯奥駈道のルートに当たる北東側がよく見えます。
あんな山を一つひとつ越えて歩いてここへやってくるなんて、苦行といえどもよくそんなことを思い付いたものだなあと感心させられます。
熊野古道ここにありって感じです。


2019年12月14日、14時20分50秒a


人の気配がなく一人でいるのが怖いような展望台でしたが、玉置神社の駐車場まで行くと、今度は反対に多くのクルマと人に驚かされました。
人が多いのはイヤなときが多いですが、安心するときもありますね。
それにこの神社、流行っているみたいですね。

観光案内を見ていると、一度このあたりを散策したくなりました。
最近足腰が痛くなる症状があまり出ていないから、身体のリハビリの成果を一度試してみようかな。

玉置神社を最後に、これにて十津川ツーリングは終了です。


2019年12月14日、tamakijinnja_a
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<おわり>






十津川から大峯奥駈道へ(12/14編); その2


今回のツーリングの第二の目的は、十津川温泉周辺の新しいトンネルを見て回ることです。
三本のトンネルがあり、北側から「大津呂トンネル」「今戸トンネル」「十津川温泉北トンネル」という名称が付いています。


2019年12月14日、totsugawaTN_a
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今戸トンネルは、2011年9月の紀伊半島大水害のときに路面が崩落したR168に代わり、急遽供用開始になったそうです。
トンネルがたまたま完成していたので、この点についてはラッキーだったそうです。(道の駅のこんにゃく屋さん談)

なお旧道は現在も不通で、新道ができたので復旧の見込みはなさそうです。
バリケードのある地点まで行ったところ、そこから先の道路は自然に帰るまで放っておくような感じに見えました。


2019年12月14日、13時30分31秒[1]a


一般的な話として、新しい道ができると始めて通るときはオッと気付きますが、すぐに慣れてしまいます。
そしてその内に、いつからその道を通ることになったのかや、旧道を走っていたころのことも忘れてしまいます。

ときどきこういうところに素敵な景色があったりするので、「確かこのへんを通るときにいいところがあったんだけど、知らない間に見なくなったなあ。」となってしまう場合がよくあります。


2019年12月14日、13時31分05秒a


最も新しい「十津川温泉 北トンネル」は2019年9月16日に供用が開始されました。
これにより、R168沿いの人口の密集した集落部分を通らなくてよくなったので、十津川温泉周辺を通過するのは圧倒的に速く、かつ安全になりました。

かつては、折立おりたち周辺は道路幅が狭く、小学校がありました(現在は廃統合)が通行する車両のスピードが高く、危ないところだなあと思っていました。


2019年12月14日、13時31分34秒a


南側坑口は、温泉の中心であるバス停のあるところの2kmぐらい東側です。
トンネルの名前からすると、もう一つ「十津川温泉 南トンネル」というものが今後造られると考えて間違いないと思いますが、温泉街を通るこのあとのルートは一体どういうふうになるのでしょうか。

BP路が街から離れてしまうと、観光という意味では具合が悪くなる場合があります。
便利にハイスピードで通過する内に、次第にどこが十津川温泉だったのかわからなくなってしまうと思うのです。

十津川が真南を流れているという地形上の制約で、道路計画は限られてきます。
私が心配することでもないのですが。


2019年12月14日、14時58分41秒[1]a


このトンネルの北側坑口は高架部分になっていて、旧道との接続部分に新しい交差点ができました。
多分このあたりでは一番大きな交差点になると思います。
眼下に十津川が流れ、街のようすがダイナミックに展望できる景色のよい地点です。


2019年12月14日、14時59分10秒[1]a


旧道部分には道路や観光地を案内する看板が設置されています。
もう少し、この周辺には行きたいところがたくさんあります。


<つづく>






十津川から大峯奥駈道へ(12/14編); その1


十津川周辺を散策。
ここは玉置神社近くの展望台で、今私がいるこのあたりは大峯奥駈道の道筋です。

下の画像は北東側、大峯奥駈道が通ってきたルートです。
いくつか峰がある中で、真ん中の一番高い山が笠捨山です。
なるほど、修験道者はあそこから歩いてくるなんてすごいな。


2019年12月14日、14時13分37秒a


十津川自体を目的地にしてツーリングするのは珍しいですが、ちょうどこの周辺に行ってみたいところが三箇所あったので、それを順番に一つひとつ回っていきました。
午前中は太陽が陰に隠れた状態でとても寒く、3~8℃ぐらいの中を走り回っていたことになります。



一箇所目はR425の復習というべき部分です。
以前のツーリングで龍神-十津川間を走りましたが、ショートカットして走っていないところを走りたくなりました。
何というか、「しつこい」というか、私の性格が表れていますな。


2019年12月14日、12時15分48秒a


周遊の起点は十津川村役場と道の駅「十津川郷」の間の交差点を西進する長い橋(名称未詳)です。
湯泉地温泉「滝の湯」を通る道で、天神橋の東側でR425と交差しています。

この道、面白いですね。
1.5車線道ですが、山深い十津川村の山岳風景をダイナミックに突っ切っていきます。
いくつかの稜線を越え、高低差にも富んでいます。
路面がいいのは国道崩落のときに代替路としての役割があるからでしょうか。
そういう条件ですから、軽快なトリッカーならたいへん楽しく走れます。


2019年12月14日、12時34分07秒[1]a


天神橋に到着。
立派な橋です。
橋を一旦渡って、龍神→十津川方向を写しています。
橋の向こう側が分岐する交差点で、左は通ってきた道、右はR425で十津川温泉に出ます。


2019年12月14日、12時33分20秒a


国道のおにぎり標識の前で、もう一枚パチリ。
ああ先月はこの道の向こう、龍神から牛廻越を通ってここへやって来たんだなあ。

これで目的の一つは終了です。


<つづく>






再びR425へ(11/17編) 💨💨


巨大な岩をくり抜いたように見える白谷トンネル下北山側抗口。
白谷トンネルはR425の十津川村と下北山村の境界にあり、全長943m、抗口の標高は十津川側856m、下北山側845mで、このトンネルの上を熊野古道「大峯奥駈道」が通っています。

このトンネルは私の大好きなトンネルです。
自然林の一種雑然とした色とりどりの紅葉の間から巨大な岩の壁面が顔を出し、迫力満点の山岳国道の様相を呈しています。
R425酷道走行のハイライトの一つです。


2019年11月17日、12時35分48秒a


一週間しかたっていないけど、またまたR425へ出かけました。
今回のルートは、十津川 → 下北山間の走行です。
TMYくん、毎回お付き合いいただきありがとう。

前回も今回も感じたけど、やっぱり酷道走行は時間がかかりますね。
朝7時の出発で、毎回帰ってくるころには真っ暗け。
行き帰りがR168、R169と快走路だから辛抱できるものの、やっぱり紀伊半島はデカいんだなあ。
休憩と写真撮影が多いのも原因だけど。


2019年11月17日、shirataniTN
※ クリックすると大きくなります。


谷瀬の吊り橋の1kmぐらい南にある上野地石油で満タンにして、山道アタックの準備をします。
このガソリンスタンド、日曜日でも開いてるし、店にはいろんな品物が置いていてコンビニのような役割をします。
店の人も愛想がいいし、とってもいいところです。
次の道の駅「十津川郷」では足湯で足を温めて身体の準備、いろいろと準備が多いな。


2019年11月17日、11時09分16秒a


R425へは、BP路を通らずにR168旧道部分から分岐して入っていきました。
十津川第一発電所の横を通って、いよいよ酷道へGo!って感じです。
不動滝という落差のある滝がありますが、今日は水が枯れているような状態でした。
もう少し進むと、写真を撮りたくなるような景色のいい橋(上の画像)に出くわしました。


2019年11月17日、11時21分37秒a


瀞峡や玉置神社の方に抜ける道路の分岐点です。
このあたりでは数少ない交差点で、重要な交通の要衝といえるのではないかな。

程なく森林植物公園「21世紀の森」という施設にやって来ました。
建物の扉は開いていたので誰かいるのでしょうが、姿は見えず、あたりはひっそりと静まりかえっていました。
広場の前でパチリと一枚。


2019年11月17日、11時29分02秒a


不動の滝や21世紀の森については、以前に記事にしたことがありました。
もう8年も前の話なのか・・・。
http://nakanakanarenai.blog20.fc2.com/blog-entry-240.html


2019年11月17日、12時19分53秒a


21世紀の森を出てしばらくすると、R425のおにぎり標識が現れました。
地名は白谷。
トンネルはもう少しです。

この場所、公園のような広場があって、その先に道が続いています。


2019年11月17日、12時20分21秒a


この場所は白谷池郷林道というグラベル林道の分岐点になっています。
あとで調べると、この林道はここから北へ進み、転法輪岳という山の頂上付近で大峯奥駈道とクロスして西に進み、やはり下北山スポーツ公園の付近に続いているそうです。
R425の道筋が酷道指定されなかったら、こちらが国道になっていたかも知れません。

とても状態のよいグラベル路面のようですが、普段はゲートが閉まっていて、通り抜けられることは希なようです。
https://www.youtube.com/watch?v=YE6bE6YKpbs


2019年11月17日、12時30分17秒[1]a


白谷トンネルの十津川側抗口にやって来ました。
トンネルはほぼ一車線道ですが、ところどころに離合するための膨らみがあります。
コンクリートの壁面は頑丈そうですが照明はなく、細く長いので出口の光がなかなか大きくなりません。
一人じゃ怖いかもと思いますが、よく考えると通るのは三回目で、前の二回は一人だったと思います。


2019年11月17日、12時34分55秒[1]a


2007年の画像は過去の記事にありました。
http://nakanakanarenai.blog20.fc2.com/blog-entry-625.html

ここから下北山側を下る道は、まるでジェットコースターで真下におりていくような感じの道です。
面白いと言えば面白いかな。
今回のR425のルートは比較的路面状態はよいので、トリッカーならス~イスイと楽しく下っていけました。
これにて本日のR425走行は終了!


2019年11月17日、12時36分17秒a


二週連続で、龍神-十津川、十津川-下北山と二つの区間を通りましたが、下北山-尾鷲区間は現在通行止めです。
正確には覚えていませんが、この区間はこの10年ぐらいの間で、3~4年ぐらい前に一度通れるようになったことがあっただけだと思います。
開通してもすぐ崩れて通れなくなるので、もし次に通れるようになったら何はさておき、すぐに走りに行かなければなりませんね。
難しい国道もあるものですが次の目標です。






酷道へGo(11/10編) 💨💨


TMYくんと250cc2台で林道アタック。
でも林道と行っても県道と国道なんだけどな。
一つは和歌山県道であるr29(田辺龍神線)、もう一つは有名なR425です。


2019年11月10日、r29 R425_aaaa
※ クリックすると大きくなります。


<r29 田辺龍神線>
身近にあるのに初めて通ります。
でもその意味がわかりました。
途中で「これなら大型バイクで行けるやん。」と思いましたが、あとでそれはとんでもないことだとわかりました。


2019年11月10日、10時54分36秒a


R424から入りましたが、県道指定通りに進むと始めはエラい荒れた道です。
椿山ダムのところからもう一本きれいな道があり、寒川集落の人たちはそちらの道を通っているのだと思います。
集落のあるところまでは道はいいですが、それを越えて市町村境に差し掛かる峠部分はなかなかの山岳道路です。


2019年11月10日、11時19分00秒a


峠を越えて、道が下り坂になるとすぐに龍神温泉の少し南に出ました。
このへんはいつもよく通っていますが、龍神はかなり標高が高いんだということがわかりました。




<R425>
言わずとと知れた近畿を代表する酷道です。
今回走行したのは、そのうちの龍神 → 十津川区間です。


2019年11月10日、12時55分05秒a
※ 龍神方向を撮影


道は一気に田舎林道になります。
日高川の支流である小又川が、ずっと道の右側を流れています。
ガードレールの設置はこの区間で一割程度です。
河原まで相当高いところもあるので、この道を反対方向に走ると離合するときに非常に怖い思いをすることになります。


2019年11月10日、13時03分54秒a
※ 十津川方向を撮影


和歌山県部分に集落はほとんどありません。
それで行政サービスが希薄になり、道路は荒れているところが多いです。
小石や苔、落石とお馴染みの酷道風景が随所に見られます。
しばらくはそんなに雨が降っていないはずですが、水が流れ出ているところにもときどき出くわします。
電信棒は当然ありません。


2019年11月10日、13時28分38秒a
※ 龍神方向を撮影


紅葉のトンネルの中を通っていくのは、なかなか気持ちのいいものです。
こんなところが、行程の何割ぐらいあるのかなというぐらいの高い頻度で現れます。

やがてだんだんと標高が上がって行き、県境の看板が現れました。


2019年11月10日、13時29分07秒a
※ 十津川方向を撮影




県境は牛廻越という標高820mの峠です。
酷道ファンにはインパクトのある場所ですね。

和歌山県側は田辺市ですが、道路の看板には「龍神村」という旧地名で表されています。
龍神温泉からこの牛廻越までの区間は、距離は短いがこれぞ「425」というホネのある道でした。


2019年11月10日、13時27分12秒[1]a


ここから奈良県側に入ります。
奈良県側は和歌山県側と違い、かなり標高の高いところから集落があります。
ここから4kmほど進むと迫西川の集落です。


2019年11月10日、13時27分35秒a


人が住んでいるということで、そこからは電信棒があり、路面状態がよく、掃除?が行き届いています。
走りやすい道になりますが、この奈良側は距離が長く、同じような景色の道が延々と続きます。
集落がときどき現れ、小学校跡を整理した広場の横にあるトイレで休憩をしました。


2019年11月10日、13時28分13秒a


上のような景色の中を延々と走ります。
もちろん走っている本人には、ウネウネと曲がっている道と木しか見えていないのですが。
空を飛ぶヘリコプターから見ても、木が邪魔でライダーはおろか、道もほとんど見えないでしょうね。


途中、ちょっとショートカットして湯泉地温泉方向へ。
道の駅「十津川郷」の足湯でまったり。
いつも、これで疲れとれるんだなあ。


2019年11月10日、15時16分55秒a


やっぱり酷道走行は時間がかかります。
休憩が多いことも原因ですが、帰りに五條市に来たころにはあたりは真っ暗になっていました。

でも、また行きたいな。
やっぱり「道はオレを呼んでいる」気がするな。






プロフィール

Rip

Author:Rip
性別 男
年齢 戦後生まれ
住所 岸和田市
趣味 バイクほか…
長所 楽しく酒が飲める
短所 判断が自分の好みにかたよる

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