能登半島ぶらり旅 ; その10


能登の旅、最後のメニューは輪島キリコ会館です。
キリコとは、太鼓台と同じような担い棒の上に大きな御神灯を付けている祭りの「かつぎ山車」のような御神体です。


2018年05月12日、10時12分30秒a


祭りは能登半島の各地域で行われていて、キリコの大きさや祭りの形態は千差万別のようですが、人口が多い地域では電線の高さの関係で上の画像のような5mぐらいのものが多いようです。
古いもので大きいものは10m以上あり、下の画像にあるような巨大キリコが存在します。

会館の展示を見る限りでは、輪島のキリコ祭りのことと能登半島のキリコ全体のこと、そしてキリコの変遷が混同されて、話がわかりにくくなっている気がしました。
実際の祭りを見てみれば、だいたいのようすがわかるのですが。

http://www.hot-ishikawa.jp/kiriko/jp/index.php


2018年05月12日、10時14分58秒a


輪島は海女さんの歴史がある地域なので、それを図柄にした色っぽいキリコがありました。
関連して展示で知りましたが、能登半島の北約50kmには舳倉島へぐらじまという人の住む小さな島があり、漁業基地として、そして海女さんの活動の場として、今も毎日定期船が出ているとのことです。
民宿があるそうなので、一度行ってみたい島です。
こんな島があるなんて、全然知りませんでした。
悠久のときをゆっくり過ごせる別天地の島のようです。



これで今回の能登半島の旅は終わりです。
放浪の旅とは程遠かったけれど、多少それらしい雰囲気は味わえました。
こんな旅ならいつでも行けそうです。
思い立ったら吉日、思い立ったら出発日、そういう旅をしながら人生を進んでいきたいもんです。



帰り道のエピソードなどを紹介します。

【能登半島の道路】
半島北部では、かつて輪島市、珠洲市まで伸びていた鉄道は廃止されています。
その代わりか、内陸部の山の中に新しい道路が造られています。
町がある沿岸部の道よりも、そっちの方があとでできた分高規格です。

【氷見市のたこ焼き】
帰りに「富山湾から見える立山連峰」の景色を期待して氷見市方面を通りましたが、残念ながら曇っていて全然見えませんでした。
市街地に掘っ立て小屋風のたこ焼き屋さんがあったので入りました。
ここの経営者は60歳で会社を退職後に大阪に遊びに行き、たこ焼き屋をしようとひらめいたそうです。
以来18年、それで十分生計が成り立ってきたとのこと。
78歳のおっちゃん、元気でした。
うまかったで。

【夜の高速でごそごそ①】
ここは徳光PA、深夜1時ごろトイレへ行くために目を覚ますと、バッテリーをつながせてくれと100系ハイエースの人が…。
ブースターの長さの関係で助手席同士を接近させなければならず、やりにくいことこの上なし。
かなり感謝され、缶コーヒーを謝礼にもらいました。
彼は堺市とのこと、家に着くまでエンジンを切らずノンストップで帰ると言って出ていきました。

【夜の高速でごそごそ②】
そのあと寝床に戻りましたが、眠れないのでHDDにある映画を見ていました。
となりの場所にやってきた人は、何と雨の中でクルマの掃除、そのあと小降りになったときにワックスがけまでしていました。
何とのう気になる…。
再びトイレに行くときに少し話をすると、彼は…。
「このタイミングでワックス掛けるときれいになるんですよ。」
「また雨降るよ。」と思いましたが、言いませんでした。
これ深夜2時ごろの話。

【夜の高速でごそごそ③】
完全に眠れなくなり、予定外でしたが、ええいスタートじゃ。
不思議と目はさえていました。
南条SAでうどんを食べると、今度は心地よい眠気が。
2時間ほど熟睡、すっかり元気になりました。


2018年05月12日、23時53分30秒a
※ ジャンプスタートの100系ハイエースハイルーフ(去ってゆく後ろ向きのピンボケの方)


眠りを邪魔されましたが、人を助けることができたので不思議と嫌な気はしませんでした。
「人のために使える時間が十分にあること」、これオレの好きな豊かさだ。

それにしても、時計があってないようなもの。
気楽な旅。


<おわり>






能登半島ぶらり旅 ; その9


さあ、いよいよ輪島の朝市です。
ただし時刻は5時50分、朝の早朝サイクリングのときのようすです。
店もまだ出ていません。


2018年05月12日、05時50分28秒a


サイクリングで腹を減らしたあと、クルマで朝食です。
昨日の夜は10時30分ぐらいに寝たので、朝早くスカっと目が覚め元気です。
そして、時間は有り余るほどあります。

行程としては、あとは1日半かけて家に帰るだけです。
とにかく今日の午前中は輪島観光。
何でもゆっくり、の~んびり行動です。


2018年05月12日、08時40分49秒a


朝市が始まりました。
時刻は8時40分、人はまだそんなにいません。

ここでお土産にお箸を購入します。
そんなに高いやつじゃないけど、5本入っていて祝儀袋のような感じがしたので、使ってもいいし飾ってもいいし。
私にはヨメさんが一人、子どもが三人なので、そのイメージです。
「輪島塗」って書いてあるところがミソです。


2018年05月12日、09時13分24秒a


9時を越えると、だんだん人が増えてきました。
ほかのところも回ってみよう。

オッ、「輪島ドラマ記念館」という建物があるぞ。


2018年05月12日、09時01分08秒a


3年前のNHKの朝の連ドラ「まれ」がエンドレスで流れていました。
主演の土屋太鳳さんはもちろん、ここでは宗教がらみの騒動で今はテレビにあまり出ない清水富美加さんや、不祥事で全然出ない高畑裕太くんたちもバンバン画面に登場します。
このドラマは、輪島塗関係者や観光関連の人にとって期待の星だったんでしょうね。



2018年05月12日、05時58分02秒a


通りは広く、このあたりの街並みはある時代に計画的に造られた場所のように思います。
その時代はわかりませんが、案外古い木造の大きな商家が並んでいます。

歴史を調べたりはしませんでしたが、日本海側で能登半島の大きな集落であった輪島は、船が沿岸航法の時代は重要な港だったと考えられます。
引き込み線でもあったのだろうか。
この道の先には港がありますので、それなりに重要な通りだったことが想像できます。


2018年05月12日、06時13分24秒a


埋め立てによってできた新興地と考えられる沿岸部に出ます。
広い公園があります。
ゆとりバリバリって感じです。

キリコ会館という前衛的な形をした大きな建物があります。
キリコというのは、この奥能登地域で行われるお祭りに使われる担ぐ灯篭のようなものです。
だから、この会館は郷土の祭りをテーマにした博物館ということです。
よし、あとで行ってみよう。


2018年05月12日、06時16分30秒a


おっ、手前にサッカーグランドがあるぞ。
人工芝、そして大きさからいってこれは少年サッカー(小学生;~U12)用のものです。
小学生用でもこれだけの設備とは。
いいなあ、輪島市は。

て、感心している場合じゃない。
我が市でも推進活動に力を入れなくっちゃ。


2018年05月12日、09時50分29秒a


道を隔てた側には、もっといいのがありました。
400mトラック付きの競技場。
これも人工芝ですが、トラックが青とはめずらしい。
見た感じ、とても爽やかです。


気楽に旅をしていましたが、ふと現実に引き戻される瞬間でした。
でも、まあ家に帰るまでは忘れておこうっと。


<つづく>






能登半島ぶらり旅 ; その8


放浪に近い旅をしようと思って能登半島に向かいましたが、それは何かしら全然違う方向に。
この2日目は、調べものと立ち寄る目的地がいっぱいあるメニューの多い旅になりました。
しかし、それも予定終了。
ようやく輪島市に到着しました。


2018年05月11日、17時59分02秒a


出発前から、朝市で有名な輪島には一泊しようと考えていました。
あらかじめマークしていたのが、この朝市横の駐車場です。
静かでいいところでした。

この駐車場のエピソードを一つ紹介します。
それは、午前8時30分から正午の間に出るときだけ料金が要り、あとはフリーという料金体系に関わっています。
料金は安いのでそう気にすることはありませんが、徴収時間帯にはシルバー世代?の仕事熱心な係員さんが出口に立っていて、見張っている感じです。
タイプとして、まじめで仕事はキチっとするけど、固くて融通の利かないように見える年配の方です。

正午になり市の時報放送が鳴ると、ここでこの係員さんは料金の徴収をピタッとやめます。
出口のホンの少し前で並んで待機していた5~6台のクルマが、一斉に素通りで駐車場から出ます。
この人は、決まった時刻が過ぎているので、もう駐車場を出るクルマには見向きもしません。
料金所の鍵を閉めてから自分のクルマに向かい、1~2分後にこの人が駐車場を出るときは、正午を待っていたクルマは全部姿が見えなくなっていました。

固い…というかルールに厳格というか。
時間通りキッチリするとは正にこのことだ。
で、このようすを見ていた私も、その次ぐらいに出たのだが…。


2018年05月11日、18時09分26秒a


話は戻って、輪島市に明るいうちに到着できたので、お風呂の用意を持ち、チャリンコで街を散策します。
翌日に訪れようと思う朝市のコースや観光約向けの施設の場所、さらには新興地の海側のエリアなど。
金曜日の夕方なので、観光客の姿は少ないです。
画像にはクルマが1台も写っていませんが、これはたまたまで、実際は少ないながらもクルマは走っています。


2018年05月11日、19時25分12秒[1]a


コンビニで会ったCB400さんがスマホで探してくれた白山湯に行くと、隣にいいお店を発見しました。
焼肉「大ちょうちん」!
腹が減っていたので、先に晩ご飯、それからお風呂に入ることにします。

ビールをグビっと飲み、キモ、タン、ハラミ、ミノなど。
キモは10秒ぐらいしか焼かなかったが、別に腹は痛くなりませんでした。
食うものは大阪と特に変わりません。
味もあまり変わらない、というかいつも美味しい。
値段は大阪と変わらないか、ちょっと安いぐらいかな。


2018年05月11日、18時48分18秒a


続いて、お風呂へ行きました。
CB400さんは、「白山湯っていうのは、スパ温泉じゃなく普通の銭湯ですよ。」と言ってたけど、むしろその方が私の好みでいい。
入ると、ホントに昔ながらのつくりです。

私が子どものころ、家の近くに銭湯がありました。
小学校3年生ぐらいのときまでは、真ん中に楕円形の湯舟が一つあり、回りに水と湯の出る水道があるレイアウトでした。
それがそのころに改装され、四角くて浅い(子ども用?)湯舟と深い湯舟がサイドにあり、シャワー付きの洗い場がL字型に並ぶ配置に変わりました。
この白山湯は、そのときのお風呂に似ています。
懐かしい感じだなあと思っているうちに、そのころのことを一つ思い出しました。

ある日夜遅く銭湯に行くと、学年で一番美人だった女の子がお父さんと二人でお風呂に入っていました。
入浴客はほかには誰もいず、3人だけでした。
しゃべるわけでもなく挨拶もせず、黙々と湯につかり黙々と体を洗う…。
その女の子の方を見ないように努めたかと問われれば…。

それは4年生のときのことで、いくら40年以上前でもそんなことがしょっちゅうあったわけではないので、そのときの景色?とともに、風呂屋さんが改装されたのがそれより少し前の3年生ぐらいのときだということが鮮明にわかります。
この「鮮明」というの…、ちょっといやらしい感じがあるな。
ブログの性質が変わってしまう…、風呂の話は終わり。


2018年05月11日、22時30分40秒a


この一帯、夜がメチャ早い。
駐車場周辺は観光一等地的な傾向があって人が住んでいない建物が多い傾向はあるみたいですが、それは全部ではなく、どう見ても民家という家もあります。
明かりが灯っていない。
10時には、みんな寝ているのかなあ。


<つづく>






能登半島ぶらり旅 ; その7


輪島市街地まであと10kmぐらいになったところに、白米千枚田があります。
能登では有名な観光場所ですが、「しらよね」と読むことは今回初めて知りました。

今、その一番上に立っています。
問題は、この棚田を全部下って行って海のところまで歩くか、それともここから眺めておくだけにとどめるか。
下って行ったら、また上らなければいけない。


2018年05月11日、15時51分33秒a


想像つくと思いますが、狼煙の禄剛崎灯台と同じように歩いてみることにしました。
歩いた距離は全部で1kmぐらいだったと思いますが、展望台から眺めている人たちを見上げると、何か満足というか、オレはここまで下りてきたんだぞという気分になって爽快でした。
やっぱり歩くもんだな。


2018年05月11日、16時15分17秒a


この棚田は観光オーナー制があります。
田の枚数は1,000枚ぐらいとのことです。

見たところ、よく行く紀和町の丸山千枚田に比べるとちょっと小さい感じです。
丸山千枚田は1,600枚ですが全部耕作しておらず、観光オーナー制がある点は一緒ですが、この白米千枚田の方が全体的によく整備されているように思いました。

夕日が水面に反射して、とてもきれいでした。
美しい棚田の中をめぐっているということで気持ちが高揚し、歩くのは全然苦になりませんでした。


2018年05月11日、16時16分04秒a


このあと、半日ぶりで見たコンビニで氷の補充と朝メシの調達を兼ねて休憩。
CB400でツーリングをしている人と談笑します。
彼に輪島市内でいい温泉または銭湯を知らないかと尋ねたところ、彼はわざわざスマホで調べてくれ、Pキャンしようと思っている駐車場から近い銭湯を紹介してくれました。
わざわざありがとう!

次の日も朝市で会ったね。
よいツーリングを!


<つづく>






能登半島ぶらり旅 ; その6


能登半島北部を通って輪島に向かうと、だいたいこういう道が続きます。
左が陸で右が海という景色をずっと見ていくことになります。

北へ行けばロシアの沿海州、北北西はウラジオストック、そして北西は朝鮮民主主義人民共和国です。
日本人は、もっと遠い外国の方がよく知っています。


2018年05月11日、15時40分32秒a


ちょっと戻って…、珠洲市にあるいろは書店ををあとにした私は、能登半島の一番先っちょの漁村である狼煙のろしをめざします。



狼煙の海岸に到着しました。
この砂浜で泳いだことがある…。
年月を経ても全然変わっていないような気がします。

ここは今、海水浴場ではないとのこと。
こんなにいい砂浜なのになあ。
懐かしいなあ。


2018年05月11日、14時00分04秒a


狼煙には道の駅があり、観光バスが停まるポイントになっています。
そこから禄剛崎ろっこうざきという岬に上る道があり、灯台があります。
モニュメントの文字通り能登半島の先端で、視界270°ぐらいの海が待っています。


2018年05月11日、14時37分15秒a


ここは10分ほど上り坂を歩かなければいけません。
面倒くさいなあと思っていたのですが。

実はヨメさんと旅行するときは、こういうところはすべて歩かされます。
なぜかそのときのことを思い出し、一人のときも歩こうかなという気になりました。
「歩かなどーすんよ。」という声が聞こえたような気がして。

RYUBEのツーリングでも、灯台まで行くか行かないかがときどき話題になります。
これからは、せっかく来たんだから、運動のためにも歩こうと思います。




狼煙を出ると、トップ画像のような道が続きます。
ああ、バイクで来たくなってくるぞー。
ずっとこの景色…、道以外何にもないところが多いです。
夜は1台で走りたくないところですな。


2018年05月11日、15時16分18秒a


民家が見えると、こんな植物で作ったフェンスに出くわします。
この中は塩田です。

これは、ニガ竹という種類の細い竹をタコ糸で編んで作ってあるとのことです。
強風や波浪除けのためのものなので、頑丈に作っているそうです。
でもこれがある塩田とない塩田があります。
ちょっと高台になっている塩田にはないようです。
それとも、観光目的で外しているとかかな。


2018年05月11日、15時24分04秒 - コピーaa


だんだん輪島に近づいてきました。
今日泊るところは、輪島朝市横の駐車場の予定です。


<つづく>






プロフィール

Rip

Author:Rip
性別 男
年齢 戦後生まれ
住所 岸和田市
趣味 バイクほか…
長所 楽しく酒が飲める
短所 判断が自分の好みにかたよる

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