引き継ぎ、もうじき完了!
相続といっても、税金がかからない程度ですから、その点では手順通り書類や謄本を用意しておけばこと足ります。
ただこういう書類の形式は、それに慣れている人には簡単かもしれないが、一般の私たちには難しいものです。
番地を○番○号ときっちり書かなければいけないし、普段あまり聞いたことがない単語が出てくることがあります。
遺産分割協議書なるものを作成し、おフクロとそれを取り交わしたりします。

いよいよ上の建物に到着です。
検察庁の厄介になっているのではありません、法務局の方へやってきたのです。
ここで土地と家屋の手続きをします。
窓口でのチェックがOKとなったので、書類を提出しました。
一週間ほどしたら本審査が終了し、所有が確定します。
オヤジには、刀剣や甲冑の趣味がありました。
刀剣は、最初に登録された都道府県が永代の本籍地となるようです。
大阪府内で所有していても、それが大阪府の登録でなければ、ずっとその県の登録証が有効とのことです。
刀剣の名義変更は至って簡単なようです。
手紙を送ったらおしまい、これだけでいいのかな、と思います。

この脇差しに関しては、本体、登録証、鑑定書がちゃんとそろっています。
見つけたときはホッとしました。
小田原で北条氏に召し抱えられた刀打ちのようです。
あと、短刀と太刀造りのこしらえのみのものがあったので、もう少し書類を探さなければいけません。
以前、オヤジに刀の手入れを教えてもらいましたが、それはもう20年ぐらい前のこと。
所有し続けるのなら、多少の心得を持っておかなければ、せっかくの文化財をダメにしてしまいます。
すること、いろいろあるなあ。