40禁のドラマ
18禁の映画というのは聞いたことがある。
何を隠そう、観たこともある。
内容が、青少年に悪い影響を及ぼす恐れがあるということで、年齢制限が設けられている。
しかし、ここで取り上げるのは40禁のドラマだ。
正確には「40禁」ではなく、「40以上♀禁」である。

※ NHKのHPより
これから書くことは、上のドラマだけの話ではない。
一連のこういうドラマには、わりと共通した筋書きの流れがある。
パターンはこうだ。
登場するのは男と女。
男の方は必ず男前で、30代前半が多い。
未婚、または妻とは別れた状態になっていて、ナイーブでいいところがあるんだけど、それをうまく表現することは得意でないというタイプ。
だから、口数はだいたいにおいて少ない。
そして、その男を慕っている別の女が身近にいる。
つまり、よくモテる。
女の方は40代。
人間関係もしくは金銭的な面で現在の生活に疲れているところがあり、パッと見はオバサン。
しかし、いざ髪型を変え、化粧をバッチリして、服を着替えると、かなりの美人に戻る。
さえない夫がいる場合が多く、中高生ぐらいの子どもがいたりする。
初めはうっとうしい顔をしているシーンが多いのだが、途中からはそれがなくなる。
この2人がさり気なく、うまい偶然で出会う。
どちらかがガツガツ追い求めたりするのではない。
むしろ、最初はちょっとケンカをしたりするのが一般的である。
ところが、そのケンカの理由は間違いであったことがわかり、相手のいいところに気づく。
何らかの不都合があって一時的に離れたりするのだが、これがまた仕方のない理由で再会せざるを得なくなる。
それから、愛してはいけないと
これ以上書かなくても誰にでもわかる、というストーリーが展開される。
というような理由で、こういうドラマは
内容が、40歳以上の女の人に悪い影響を及ぼす恐れがあるということで、年齢制限が設けられている。
と私が言っているのだが、誰も守っていない。
さらにもう一つ残念なことがある。
「私も30歳ぐらいのときに、もっとこういうドラマに興味を持って見ておくべきだった。」
「歳はいっててもきれいな女の人がいることを、たくさん認識できたかも知れない。」
今は、そのぐらいの年齢のきれいな人はたくさん知っている、でも…。
あとの祭りである。