能登半島ぶらり旅 ; その8


放浪に近い旅をしようと思って能登半島に向かいましたが、それは何かしら全然違う方向に。
この2日目は、調べものと立ち寄る目的地がいっぱいあるメニューの多い旅になりました。
しかし、それも予定終了。
ようやく輪島市に到着しました。


2018年05月11日、17時59分02秒a


出発前から、朝市で有名な輪島には一泊しようと考えていました。
あらかじめマークしていたのが、この朝市横の駐車場です。
静かでいいところでした。

この駐車場のエピソードを一つ紹介します。
それは、午前8時30分から正午の間に出るときだけ料金が要り、あとはフリーという料金体系に関わっています。
料金は安いのでそう気にすることはありませんが、徴収時間帯にはシルバー世代?の仕事熱心な係員さんが出口に立っていて、見張っている感じです。
タイプとして、まじめで仕事はキチっとするけど、固くて融通の利かないように見える年配の方です。

正午になり市の時報放送が鳴ると、ここでこの係員さんは料金の徴収をピタッとやめます。
出口のホンの少し前で並んで待機していた5~6台のクルマが、一斉に素通りで駐車場から出ます。
この人は、決まった時刻が過ぎているので、もう駐車場を出るクルマには見向きもしません。
料金所の鍵を閉めてから自分のクルマに向かい、1~2分後にこの人が駐車場を出るときは、正午を待っていたクルマは全部姿が見えなくなっていました。

固い…というかルールに厳格というか。
時間通りキッチリするとは正にこのことだ。
で、このようすを見ていた私も、その次ぐらいに出たのだが…。


2018年05月11日、18時09分26秒a


話は戻って、輪島市に明るいうちに到着できたので、お風呂の用意を持ち、チャリンコで街を散策します。
翌日に訪れようと思う朝市のコースや観光約向けの施設の場所、さらには新興地の海側のエリアなど。
金曜日の夕方なので、観光客の姿は少ないです。
画像にはクルマが1台も写っていませんが、これはたまたまで、実際は少ないながらもクルマは走っています。


2018年05月11日、19時25分12秒[1]a


コンビニで会ったCB400さんがスマホで探してくれた白山湯に行くと、隣にいいお店を発見しました。
焼肉「大ちょうちん」!
腹が減っていたので、先に晩ご飯、それからお風呂に入ることにします。

ビールをグビっと飲み、キモ、タン、ハラミ、ミノなど。
キモは10秒ぐらいしか焼かなかったが、別に腹は痛くなりませんでした。
食うものは大阪と特に変わりません。
味もあまり変わらない、というかいつも美味しい。
値段は大阪と変わらないか、ちょっと安いぐらいかな。


2018年05月11日、18時48分18秒a


続いて、お風呂へ行きました。
CB400さんは、「白山湯っていうのは、スパ温泉じゃなく普通の銭湯ですよ。」と言ってたけど、むしろその方が私の好みでいい。
入ると、ホントに昔ながらのつくりです。

私が子どものころ、家の近くに銭湯がありました。
小学校3年生ぐらいのときまでは、真ん中に楕円形の湯舟が一つあり、回りに水と湯の出る水道があるレイアウトでした。
それがそのころに改装され、四角くて浅い(子ども用?)湯舟と深い湯舟がサイドにあり、シャワー付きの洗い場がL字型に並ぶ配置に変わりました。
この白山湯は、そのときのお風呂に似ています。
懐かしい感じだなあと思っているうちに、そのころのことを一つ思い出しました。

ある日夜遅く銭湯に行くと、学年で一番美人だった女の子がお父さんと二人でお風呂に入っていました。
入浴客はほかには誰もいず、3人だけでした。
しゃべるわけでもなく挨拶もせず、黙々と湯につかり黙々と体を洗う…。
その女の子の方を見ないように努めたかと問われれば…。

それは4年生のときのことで、いくら40年以上前でもそんなことがしょっちゅうあったわけではないので、そのときの景色?とともに、風呂屋さんが改装されたのがそれより少し前の3年生ぐらいのときだということが鮮明にわかります。
この「鮮明」というの…、ちょっといやらしい感じがあるな。
ブログの性質が変わってしまう…、風呂の話は終わり。


2018年05月11日、22時30分40秒a


この一帯、夜がメチャ早い。
駐車場周辺は観光一等地的な傾向があって人が住んでいない建物が多い傾向はあるみたいですが、それは全部ではなく、どう見ても民家という家もあります。
明かりが灯っていない。
10時には、みんな寝ているのかなあ。


<つづく>






能登半島ぶらり旅 ; その7


輪島市街地まであと10kmぐらいになったところに、白米千枚田があります。
能登では有名な観光場所ですが、「しらよね」と読むことは今回初めて知りました。

今、その一番上に立っています。
問題は、この棚田を全部下って行って海のところまで歩くか、それともここから眺めておくだけにとどめるか。
下って行ったら、また上らなければいけない。


2018年05月11日、15時51分33秒a


想像つくと思いますが、狼煙の禄剛崎灯台と同じように歩いてみることにしました。
歩いた距離は全部で1kmぐらいだったと思いますが、展望台から眺めている人たちを見上げると、何か満足というか、オレはここまで下りてきたんだぞという気分になって爽快でした。
やっぱり歩くもんだな。


2018年05月11日、16時15分17秒a


この棚田は観光オーナー制があります。
田の枚数は1,000枚ぐらいとのことです。

見たところ、よく行く紀和町の丸山千枚田に比べるとちょっと小さい感じです。
丸山千枚田は1,600枚ですが全部耕作しておらず、観光オーナー制がある点は一緒ですが、この白米千枚田の方が全体的によく整備されているように思いました。

夕日が水面に反射して、とてもきれいでした。
美しい棚田の中をめぐっているということで気持ちが高揚し、歩くのは全然苦になりませんでした。


2018年05月11日、16時16分04秒a


このあと、半日ぶりで見たコンビニで氷の補充と朝メシの調達を兼ねて休憩。
CB400でツーリングをしている人と談笑します。
彼に輪島市内でいい温泉または銭湯を知らないかと尋ねたところ、彼はわざわざスマホで調べてくれ、Pキャンしようと思っている駐車場から近い銭湯を紹介してくれました。
わざわざありがとう!

次の日も朝市で会ったね。
よいツーリングを!


<つづく>






能登半島ぶらり旅 ; その6


能登半島北部を通って輪島に向かうと、だいたいこういう道が続きます。
左が陸で右が海という景色をずっと見ていくことになります。

北へ行けばロシアの沿海州、北北西はウラジオストック、そして北西は朝鮮民主主義人民共和国です。
日本人は、もっと遠い外国の方がよく知っています。


2018年05月11日、15時40分32秒a


ちょっと戻って…、珠洲市にあるいろは書店ををあとにした私は、能登半島の一番先っちょの漁村である狼煙のろしをめざします。



狼煙の海岸に到着しました。
この砂浜で泳いだことがある…。
年月を経ても全然変わっていないような気がします。

ここは今、海水浴場ではないとのこと。
こんなにいい砂浜なのになあ。
懐かしいなあ。


2018年05月11日、14時00分04秒a


狼煙には道の駅があり、観光バスが停まるポイントになっています。
そこから禄剛崎ろっこうざきという岬に上る道があり、灯台があります。
モニュメントの文字通り能登半島の先端で、視界270°ぐらいの海が待っています。


2018年05月11日、14時37分15秒a


ここは10分ほど上り坂を歩かなければいけません。
面倒くさいなあと思っていたのですが。

実はヨメさんと旅行するときは、こういうところはすべて歩かされます。
なぜかそのときのことを思い出し、一人のときも歩こうかなという気になりました。
「歩かなどーすんよ。」という声が聞こえたような気がして。

RYUBEのツーリングでも、灯台まで行くか行かないかがときどき話題になります。
これからは、せっかく来たんだから、運動のためにも歩こうと思います。




狼煙を出ると、トップ画像のような道が続きます。
ああ、バイクで来たくなってくるぞー。
ずっとこの景色…、道以外何にもないところが多いです。
夜は1台で走りたくないところですな。


2018年05月11日、15時16分18秒a


民家が見えると、こんな植物で作ったフェンスに出くわします。
この中は塩田です。

これは、ニガ竹という種類の細い竹をタコ糸で編んで作ってあるとのことです。
強風や波浪除けのためのものなので、頑丈に作っているそうです。
でもこれがある塩田とない塩田があります。
ちょっと高台になっている塩田にはないようです。
それとも、観光目的で外しているとかかな。


2018年05月11日、15時24分04秒 - コピーaa


だんだん輪島に近づいてきました。
今日泊るところは、輪島朝市横の駐車場の予定です。


<つづく>






能登半島ぶらり旅 ; その5


「幸ずし」はカウンター席やテーブル席は普通の広さですが、宴会ができる部屋がいくつかあるような大きなお寿司屋さんです。
客は私一人だったので、板前であるこの店のご主人と話がしやすいようにカウンター席に座ります。


2018年05月11日、12時39分19秒a


にぎりを食べながら、いろいろな話を教えてもらいます。
国民宿舎「八木荘」の情報は、だいたい予想通りです。
ただご主人は私よりもだいぶん若く、古い話を聞くのには限界がありました。

私の興味は、ブログを書いた「本屋親父」なる人はどんな人だろう、できれば会って話がしたいなあと、次のステップに移っていました。
ご主人は奥さんを呼んできてくれて、どうしたらこの人に会えるか、3人でいろいろ考えました。
ブログのプロフィールには「BOOK」と書かれた書店の写真が載っています。
しかし、小さな写真なので、書店を特定することは地元の人でも難しそうです。

能登町役場でいただいたブログを印刷したプリントを奥さんに見せると、彼女はスマホで調べだしましたが、しばらくして「プリントを貸してください。」といって、別の部屋に行ってしまいました。
「この人もPCを駆使して調べてくれている。能登町役場と一緒だ。ネットに堪能なのかな。」




部屋から戻ってきた奥さんの言葉は、私の求めている素晴らしいものでした。
「確実なことはわかりませんが、ブログのアドレスに『iroha』という部分がありますから、これは市役所の近くにある『いろは書店』のことじゃないでしょうか。」


彼女を抱きしめてキスしたくなりましたが。
ご主人もいることだし。
が、そのぐらいうれしかった…。

ご主人は、「前の道をまっすぐ行って、6個目の信号を左に曲がったところです。」と説明してくれました。
後でわかったことですが、距離は5kmぐらいありました。
5kmで6個か、正確に信号の数がわかるとは…。

2人にお礼を言って、またまたウキウキした気分で運転を開始。
もう少しだ、終わりが見えてきた。


2018年05月11日、irohashoten_a


珠洲市の中心部へやってきました。
「いろは書店」は昔からあるような感じの商店街の中にありました。

中に入った第一印象は思ったより広く、そして知的というか文化的な雰囲気です。
雑誌などが大量にある量販店ではなく、選ばれた本だけが並んでいる図書館のような感じです。
売り場の床面積は広く、書店の中でくつろいで本が読めるような造りになっています。
大型店舗のある階、ある部分を切り取ったような雰囲気ともいえます。
珠洲市をなめていたわけではありませんが、購買人口から考えて、もう少し小さな書店を想像していました。

ご店主さんにここへやってきたわけを説明すると、にこやかな表情で「八木荘」のことを教えてくれました。
ご店主さんの先代のころ、お母さまが人を雇って経営していたこと、やがて年月が過ぎ営業が終了したあとは茅葺ではなく瓦の屋根にしたこと、維持管理には苦労があることなど。

話の派生で、昔の見附島周辺のようすや珠洲市の人口の変遷など地域に関わる話題にも及び、この方が自分の郷土を総括的に考える立場の人であることが伝わってきました。
「茅葺屋根」の記憶をもとにした僅かな手がかりの思い付きでしたが、最終的にこの「いろは書店」のご店主さんにたどり着いたことで、私の頭の中は満足感でいっぱいになりました。




このご店主さんは、たいへん魅力的な方です。
帰ってから調べたのですが、「能登スタイル」という地域Webページには、地域の知的文化の拠点である書店のようすや読書啓発活動などの多彩なご活躍が紹介されています。
地域の著名な文化人である方と、少しの時間ではありますが話をする機会を得たことは、何か自慢することが一つ増えたような気持ちです。

http://www.notostyle.jp/index.php?id=468&listid=27



「幻の国民宿舎 八木荘探しの旅」が完結しました。


<つづく>






能登半島ぶらり旅 ; その4


ナビの指示に従って、珠洲市にあった八木荘をめざします。
国道指定されている新道ができています。
一旦途中で国道からそれ、旧道の方を走ります。


2018年05月11日、11時42分16秒a


現在、地図に載っているR249は、バイパス路として後でできた比較的新しい道です。
ナビはその道を通るように示していましたが、海側に海岸線に沿う道があり、40年前ごろはこちらがメイン通りだったはずです。
この道は県道指定されておらず、国道であったかどうかもわかりませんが、今は市町村道となっています。
美しい海岸線の景色を見るためには、こちらの道を走ることが必要です。

そのときに乗っていたクルマは、CoronaHT2000SL
色はグリーンで、フューエルインジェクションという言葉を初めて知ったクルマです。
免許取り消しになった叔父さんのおかげで、1年間限定のタダのマイカーでした。



恋路海岸を通過。
お~、ここで泳いだことを覚えている。
このときは、別のグループと旅先合流して、ワイワイとずいぶん楽しかったなあ。
夜中に民宿の台所から無断で大量の飲み物をいただいたのだが、あれは宿賃に入っていたのだろうか。
その民宿とは八木荘ではなく、どこなのか覚えていません。


2018年05月11日、12時53分37秒a


その次は見附島、別名が軍艦島。
能登観光の写真によく出てくる島で、変わった形をしているので、一度でも行ったことのある人は印象に残っていることと思います。
ここでボートに乗った記憶があります。




思い出のある場所は通るようにして、たどり着いたのがカーナビの指し示す地点です。
ありました!
とうとう八木荘に到着しました。
何や、見附島の目と鼻の先じゃん。
屋根はネット写真通り、茅葺ではありません。


2018年05月11日、12時39分44秒a


何せ40年以上前の記憶ですから思い出せるかどうか自信がありませんでしたが、ネット画像のおかげで確証が持てました。
こんなに道沿いにあったのか。

家をしげしげと見たところ、古びたように見えるところと新しく補修したところが混じっています。
しかし、もともとが造りのよい、がっしりとした木造建築の建物のようで、風格があります。
これに茅葺屋根を付けたら、さぞ感じのいい古民家になるだろうなと、40年前に泊った家の中の僅かな記憶を思い出していました。


2018年05月11日、12時38分09秒a


こちら側に宿の入り口がありました。
そして、この庭みたいなところは駐車場でした。
ここにクルマを停めていました。
いろんなことを思い起こしながら、ここでしばらくの時間をボーっと過ごしていました。



…時刻は、ほぼ正午。
腹、減ってきた。
うまいことに、道の向かいに「幸ずし」という寿司屋さんがあり、開いている。
よし、昼食兼さらなる情報収集をしよう!

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<つづく>






プロフィール

Rip

Author:Rip
性別 男
年齢 戦後生まれ
住所 岸和田市
趣味 バイクほか…
長所 楽しく酒が飲める
短所 判断が自分の好みにかたよる

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