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能登半島ぶらり旅 ; その5


「幸ずし」はカウンター席やテーブル席は普通の広さですが、宴会ができる部屋がいくつかあるような大きなお寿司屋さんです。
客は私一人だったので、板前であるこの店のご主人と話がしやすいようにカウンター席に座ります。


2018年05月11日、12時39分19秒a


にぎりを食べながら、いろいろな話を教えてもらいます。
国民宿舎「八木荘」の情報は、だいたい予想通りです。
ただご主人は私よりもだいぶん若く、古い話を聞くのには限界がありました。

私の興味は、ブログを書いた「本屋親父」なる人はどんな人だろう、できれば会って話がしたいなあと、次のステップに移っていました。
ご主人は奥さんを呼んできてくれて、どうしたらこの人に会えるか、3人でいろいろ考えました。
ブログのプロフィールには「BOOK」と書かれた書店の写真が載っています。
しかし、小さな写真なので、書店を特定することは地元の人でも難しそうです。

能登町役場でいただいたブログを印刷したプリントを奥さんに見せると、彼女はスマホで調べだしましたが、しばらくして「プリントを貸してください。」といって、別の部屋に行ってしまいました。
「この人もPCを駆使して調べてくれている。能登町役場と一緒だ。ネットに堪能なのかな。」




部屋から戻ってきた奥さんの言葉は、私の求めている素晴らしいものでした。
「確実なことはわかりませんが、ブログのアドレスに『iroha』という部分がありますから、これは市役所の近くにある『いろは書店』のことじゃないでしょうか。」


彼女を抱きしめてキスしたくなりましたが。
ご主人もいることだし。
が、そのぐらいうれしかった…。

ご主人は、「前の道をまっすぐ行って、6個目の信号を左に曲がったところです。」と説明してくれました。
後でわかったことですが、距離は5kmぐらいありました。
5kmで6個か、正確に信号の数がわかるとは…。

2人にお礼を言って、またまたウキウキした気分で運転を開始。
もう少しだ、終わりが見えてきた。


2018年05月11日、irohashoten_a


珠洲市の中心部へやってきました。
「いろは書店」は昔からあるような感じの商店街の中にありました。

中に入った第一印象は思ったより広く、そして知的というか文化的な雰囲気です。
雑誌などが大量にある量販店ではなく、選ばれた本だけが並んでいる図書館のような感じです。
売り場の床面積は広く、書店の中でくつろいで本が読めるような造りになっています。
大型店舗のある階、ある部分を切り取ったような雰囲気ともいえます。
珠洲市をなめていたわけではありませんが、購買人口から考えて、もう少し小さな書店を想像していました。

ご店主さんにここへやってきたわけを説明すると、にこやかな表情で「八木荘」のことを教えてくれました。
ご店主さんの先代のころ、お母さまが人を雇って経営していたこと、やがて年月が過ぎ営業が終了したあとは茅葺ではなく瓦の屋根にしたこと、維持管理には苦労があることなど。

話の派生で、昔の見附島周辺のようすや珠洲市の人口の変遷など地域に関わる話題にも及び、この方が自分の郷土を総括的に考える立場の人であることが伝わってきました。
「茅葺屋根」の記憶をもとにした僅かな手がかりの思い付きでしたが、最終的にこの「いろは書店」のご店主さんにたどり着いたことで、私の頭の中は満足感でいっぱいになりました。




このご店主さんは、たいへん魅力的な方です。
帰ってから調べたのですが、「能登スタイル」という地域Webページには、地域の知的文化の拠点である書店のようすや読書啓発活動などの多彩なご活躍が紹介されています。
地域の著名な文化人である方と、少しの時間ではありますが話をする機会を得たことは、何か自慢することが一つ増えたような気持ちです。

http://www.notostyle.jp/index.php?id=468&listid=27



「幻の国民宿舎 八木荘探しの旅」が完結しました。


<つづく>






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No title

こんばんは
「知らない」って終わっていたら、このようなナイスな結末は無かったわけで、手助けしようっていうお助けに感謝ですね〜〜。
知り合いが世話になりましたって、秋のツーリングではそのお寿司屋さんにお昼でも頂きますわ(^^)。

こんにちは!akane8150さん

営業が終了していて、所在地も不明瞭な昔の宿だったんですが、見つかるもんだなと自分でも驚きました。
一人旅ですがいろいろな方と話ができ、ちょっとナゾ解きみたいな感じがしたところも楽しかったです。

ツーリングへ行ったら是非お立ち寄りください。
わかりやすい場所だと思います。
プロフィール

Rip

Author:Rip
性別 男
年齢 戦後生まれ
住所 岸和田市
趣味 バイクほか…
長所 楽しく酒が飲める
短所 判断が自分の好みにかたよる

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