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タイの人って素晴らしい


タイ洞窟のニュースがここ半月ほどの間、世界中の注目を集めていました。
救助隊員に1名の犠牲者が出たことは残念なことでしたが、洞窟に閉じ込められた少年たちは全員無事に救出されました。

私の関心の一つは、引率のコーチがこのあとどのような世間の批判にさらされるのかということでした。
少年サッカーチームの指導者であった彼は、若いとはいえ成人した大人です。
彼には、多くの少年を生死の危険にさらした大きな責任があります。


2018年07月12日、13時29分24秒a


この点に大きく関心を寄せるのは、もちろん私が以前少年サッカーチームの指導者だったからです。

タイの指導者の青年は、子どもたちにサッカーの技術や戦術の指導だけではなく、サイクリングや川遊びをさせていて、その一つがこの洞窟探検だったようです。
成長過程の子どもを単一種目のトレーニング漬けにするのはよくないことで、そういう方法では子どもは伸びないといわれています。
だから彼のしていることは理想的な指導です。
でもサッカーの指導の時間を割いてそれを行うのはなかなか手間のいることだし、給料外である自分の時間を、子どもと触れ合ったり子ども同士の成長を育む時間にするのは子どもが好きでないとできません。

かつて、自分もこれと似たようなことをしていました。
どれだけ子どもを好きだったのかというのは、もう一つ自信がありませんが。
サッカー以外にバスケットはよくしていましたが、それだけでなく、夏は練習を変更して市民プールに連れて行ったり、10人ぐらいの縦割り集団(年上の子どもがリーダーとなる異年齢集団)をいくつか編成して、近所の公園などで自由に2~3時間ほど遊ばせたりしていました。
ときには一人で70人ぐらいを見ているときがあり、今から考えると、子どもの安全に関しての意識は低く、とてもリスクのあることをさせていたんだなあと思います。




今回のタイの国民の反応は、私がとてもうれしいと感じるものです。
そして日本とは違うなと思いました。

日本では批判精神が旺盛というか、何か起こったら誰かのせいにして、悪者をやっつける感覚でやりきれない気持ちを昇華させるということが多いと思います。
「何か」が、例え不可抗力的な自然に起因する不幸であってもです。
不利益を受けた当事者がそれを追求するのは当たり前ですが、回りの国民は印象によってみんな同じような反応をしてしまいます。
40年ぐらい前に「聖職の碑」という映画がありましたが、もうあんな描き方はなくなっています。

同じアジアの国でも、韓国や中国は日本と似たようなところがあるように思います。
それに比べて、タイ国民のこの反応は際立っています。
彼らは、この事件をヒロイズムのある美談にしたいらしい。
今まで知らなかった東南アジアの国の、よい国民性を見た気がします。




日本では育成段階の指導者は学校の教師か地域のボランティアの場合が多いのが特徴ですが、ほかの国、例えば韓国などでは違います。
有給のコーチがほとんどで、彼らはサッカーに携わる一番底辺のプロです。
成果を上げて、より上の段階の指導者の地位を得ることが、彼らの目標です。

このタイの指導者の雇用形態は知りませんが、もしそうなのであれば、よい指導を続け、ぜひステップアップして欲しいなと応援する気持ちになります。






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Author:Rip
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