「竈」という地名


先日の賢島ツーリングで南伊勢町内のR260を走っていると、地名としては見慣れぬ漢字を使った道路の看板が随所に現れました。
「棚橋竈」「新桑竈」「栃木竈」、また「小方竈」。


2019年11月30日、竈の地名a
※ クリック大

この「竈」という漢字、何とか読めるような気はするのですが、書けと言われたら絶対に書けません。
「~かま?」というのかな。

漢字のことが載っているWebページがありました。
読み方は「ソウ」「かまど」。
https://kakijun.jp/page/kamado200.html

地形を表す言葉かな? それも漢語が輸入される前から日本にある言葉。
例えば「タワ」とか「ウラ」とか・・・、大和言葉の地形用語とでもいうような言葉なのかな。
「タワ」とは稜線の標高の低いところで、横切る道があれば峠と呼ばれるところです。
「タワ」は漢字がありませんが(未確認)、「ウラ」は海辺、浜のことで「浦」という漢字があります。
この「竈」という言葉もそんなものの一種だろうと思いましたが、確信はなく、記憶に残っていました。



「竈」とは何なのか?
なぜ南伊勢町に竈の付く地名が多いのか?




別のWebページには、この「竈」の付く地名が載っていました。
http://kakijun.com/kanji/chimei/7ac8.html
これを見る限り「かま」と読むこともありそうです。
そして、漢字のWebページのどれを見ても地形を表す意味は見つけられません。

面白くなって調べると、さらに専門的な地名の情報が出てきました。
老いぼれてギター ポロポロ♫ ❣️甚七
しかし、上の二つの疑問の答えはハッキリしませんでした。



ただ「老いぼれて・・・甚七」さんの詳しい資料を精査すると、もう少し想像の範囲が膨らみます。
・ 「竈」という漢字が付く地名は全国にある。
・ 注目すべきは塩竈市(宮城県)など「塩竃」の表記。
・ 地名が密集しているのは栃木県、そして三重県の南伊勢町。

台所に竈があるのは地名ができるよりももっと後の時代ですから、この場合の竈は塩竃のことのようです。
古代において、人間にとって不可欠な塩を大量に得るために、海水を沸騰させる塩竃が発達したそうです。
だから、この「竈」が付く地名は、塩竈があった場所を示していると思われます。

ただ炭竈というところもあります。
栃木県のような内陸部ではやがて登り窯に発展していくような竈が存在し、塩を取る以外の目的でも竈が利用されていたのではと考えられます。
栃木県といえば古代豪族である「毛」の勢力圏です。
回りの地域に比べて当然何かの先進性があり、それがこの「竈」の付く地名の多さにつながったのではないでしょうか。



そのへんは想像の域を出ませんが、この南伊勢町に関しては塩竃があり、それがもとで人口の密集が起こって地名になったということは間違いないと思います。
でも周辺は人口の多い地域からは離れているので、できた塩は流通して売っていたのかな?

町役場で聞いたらわかるかもしれません。
何か、もう一度このへんに行きたくなってきました。






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