若大将が押し上げた大学進学率


NHKのBS3で「おしん」が再放送されています。
これまでにも何回か再放送がありましたが、いつも途中までしか見ていませんでした。
最後の方まで見るのは今回初めてです。


2020年02月12日、oshin263
※ GYAOより

上の画像は第263回、主人公おしんの娘である禎ていが恋人の徹と会うシーンです。
この徹という大学生、しょっちゅうダンスホールに通い、毎晩遊興に走っている。
そして親のスネかじりで、金の苦労を知らないというタイプに描かれています。

まあどこにでもいそうなタイプで、世間が大学生をイメージするときの一つの見方ですね。
しかし、何か親近感が・・・。
何か、昔の自分を見ているような気がする・・・。
こんなヤツ、周りにも一杯いたもんな。
なるほど、オレはそういうふうに見られていたわけだ。




この「おしん」は1983年制作で、時代を遡れば大学生に対する見方もずいぶん違っていました。
同じダンスホールでも、加山雄三さんの1961年制作の映画では明るくはつらつと描かれています。
同じように遊んでいても、世間の見方は大きく違うものですね。


2020年02月12日、daigakunowakadaishou
※ 「大学の若大将」より

調べてみると、1960年ごろの大学進学率は約10%、それが1980年ごろには40%弱にまで伸びていて、この間はそれ以前、以降と比べて最も急激なカーブを描く時期です。
それでこの描き方の違いを雑把な言い方で表すならば、「大学に行くものが増えてきて、どうでもいいヤツまで行くようになってきた」ということなのでしょう。




ところで皆さん。
「若大将」は大学進学率に大きく貢献したとは思いませんか?
もし私がその時代の大多数の親なら、「学歴が付き、楽しい青春時代も過ごせるんなら、自分の子どもはその道を進ませてやろう。」と考えるだろうと思います。
まあ逆にいえば、そういう世相があったからこういう映画が生まれたということかも知れませんが。
それに伴い、親が大学進学をしたがらない子どもに、「4年間、遊びに行ってると思ったらいいんだよ。」というような勧め方が登場してきたんだと思います。




「大学は勉強しに行くところだ。」と言ったら、「どの口がそれ言ってんじゃ!」と若いころの友だちに言い返される大卒者は、多分大勢いると思います。
でも「青春の門」じゃないけれど、比較的ゆるい時間的拘束の中で、いろいろな体験をしたり、自分の考えや生き方を見つめたりすることはできるかも知れません。

自分のときはアッという間で気づかなくても、親としてはそういうことを考えますよね。
学生の本分とそれ以外の副産物みたいなものの両方。
私の子どもたちはもうみんな社会人ですが、さて彼らはそのときどんなことを考えていたのだろう・・・?






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No title

おしん、自分も再放送見てます。テレビドラマをほとんど見ないのですが
昨年の4月テレビを見てたら偶然おしん再放送の第一話・・・ハマりました(笑)

もうすぐ放送終了ですね。おしんロスにならないか今から心配です(笑)

こんにちは! MT01oyaziさん

「おしん」の筋書きを追って一年間も楽しんでいるなんて、私たちは何て平和なオジさん仲間なんでしょう。
かなりの高視聴率&何度も再放送ドラマだけど、今回後半部を初めて見て、「こんな筋だったのか。」とか、「こんな人、出てたんや。」と驚くこと多しです。

もう少しで終了、ある意味ちょっと開放されますね。
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Rip

Author:Rip
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年齢 戦後生まれ
住所 岸和田市
趣味 バイクほか…
長所 楽しく酒が飲める
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